生活保護はみんなに与えられた権利ですが、申請すればだれでも通るというわけではありません。
要件を満たしていなかったり、申請書類などに不備があると申請は通りません。
その場合はどうすればいいのでしょうか?
生活保護の申請が通らなかったときの対処法
生活保護の申請が通らなかったときの対処法は、申請が通らなかった理由によって異なります。
例えば、申請書や添付書類に不備があって通らなかったときは、申請書を正しく書き直す必要があります。
また、申請には申請書の他にいくつもの添付書類が必要です。
これらの添付書類が足りず、申請が通らなかったという人は、すぐに書類を準備しましょう。
他に、申請で上手く状況を伝えられなかったという人もいるかと思います。
申請の手続きは、基本的には申請者と担当者の1対1で行われます。
ですが、障害のある方や、人と話すのが苦手な方などは、上手く自分の状況を担当者に伝えることができず、生活保護の申請が通らなかったという人もいるでしょう。
そういう方は、近くの支援団体に相談しましょう。
場合によっては、支援団体の方が付き添ってくれるので、口下手な人でも状況をうまく伝えられることができるようになります。
たまに、申請自体に何も問題がないのに申請が通らないというケースもあります。
自治体によっては、生活保護受給者を減らそうと、申請をわざと受け付けない福祉事務所もあるようです。
そういう事務所の担当者にあたってしまうと、要件はすべて整っているのに申請が通らないというケースもありえます。
この場合は、福祉事務所のさらに上級庁にあたる都道府県知事に苦情をいう制度があります。
ただ、この制度を利用するには専門的な知識が必要になるので、法テラスや支援団体などに相談することをおすすめします。
生活保護の申請が通らなかったときはどうするべき? まとめ
生活保護の申請が通らなかったときにとるべき措置は、申請が通らなかった理由によって異なります。
多くは、自分の状況をうまく伝えられない、必要な書類がしっかりと準備できないというケースです。
この場合は、事前に支援団体などに相談し、場合によっては申請に付き添ってもらうなどして、対策しましょう。
支援団体は、いろいろとあるので、1か所の団体に相談して断られたとしても、別の団体に相談すると受けてくれるケースもあります。
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